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2011-08

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八王子の昔話

私の母校近くに「月夜峰」と呼ばれる丘陵がある。多摩御陵に程近く、緑豊かなこの土地で高校時代を過ごした。家庭科の初調理実習が、近くの土手で蓬を摘んできて作った草もちだった。如何に長閑な環境かお分かりいただけるかと思う。

この「月夜峰」には素敵な昔話がある。
八王子城主の北条氏照は獅子舞鑑賞が好きで、満月の夜になると家臣の娘たちを引き連れて月夜峰に獅子舞を見に行っていた。そのうちに、ある娘と雅楽の笛吹きである若者が恋仲になった。獅子舞が終わると二人は樫の大木の下で寄り添い、若者は笛を吹き、娘はその調べに聞き惚れた。堅い絆で結ばれた二人は、次の満月の夜に再び会えるよう、大木の根元に一つずつ石を投げた。一方、遠くから聞こえる笛の音色に大層感激した氏照は家臣に命じて笛の音の主を探させた。八王子城に召された若者は氏照の前でそれは見事な笛を吹いた。何か褒美を取らそうと考えた氏照は、若者と娘の思いを知り二人に夫婦の契りを結ばせたと言う。二人が思いを託した樫の大木は夫婦大木として、根元に石を投げると恋が叶うと言われるようになった。

3.11以降、人との絆の大切さや家族の絆の大切さ、様々なことを考え、思いを巡らせた上での「絆婚」が増えていると言う。被災された方々は勿論のこと、被災地から遠い場所の私たちも、極限の状態の中で人との絆を求めて人が生きると言うことをはじめとして、本当に多くのことを学んできたし、今後も考え続けて行くことだろう。家族と言うものは社会を構成する最小の単位だ。家族の絆を大切にすれば、自ずと社会全体が少しは良くなって行くのではないのかな、と思ったりする。そんなことをぼんやり考えている中で、ふと、懐かしい土地の昔話を思い出し、人と人との絆をもっともっと大切にして行こうと思ったのでした。(しげみや・ゆ)


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