FC2ブログ

2019-01

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

父の旅立ち~私的雑文~

 突然その時はやって来た。晩夏に末期の肺癌が見つかり、即入院。正に晴天の霹靂だった。元気自慢の人だったので、俄かに信じられなかった。それでも本人は至って前向きで「頑張って早く仕事に復帰しなくちゃ」と笑顔で話し、私もこれから上手に癌と付き合いながら、また大好きな仕事に戻れるとばかり思っていた。時には喧嘩もしながらまた一緒に仕事が出来るとばかり思っていた。(もしかしたらこの人、奇跡の人になっちゃうかも)と根拠の無い思いがあったが、奇跡の人になるはずが鬼籍の人になってしまった。

 入院から2カ月余り、11月5日に父は逝った。急変の知らせに駆けつけると、私の到着を待っていたかのように、静かに旅立った。そんな筈は無いのだけれど、どこか気持ちの中で親は永遠と思っていたところがある。こんなに早く看取る時が来るとは微塵も思っていなかったので、次から次へ後悔の念が込み上げてきた。もっとこうしてあげれば良かった、ああしてあげれば良かった、何より言葉に出して感謝の気持ちを伝えぬまま逝ってしまったので、色々な事が消化不良となっている。”感謝したいときに親はなし”の言葉が、今、重く圧し掛かっている。

 今回、父の不幸に際し、本当に多くの人に助けていただいた。職場の仲間には仕事に精神面に、感謝しきれないほど支えていただいた。友人達にも常に心情を吐露させてもらい、励まされ、心を支えてもらった。親戚やご近所の方々にも、家族中を支えていただいた。本当に人は一人で生きているわけでは無い、生きられない、と心の底から感謝した。多くの人の温かさが悲しみを緩和してくれた。

 葬儀までの慌しさが涙を封印し立ち上がらせてくれた。初めて経験する事だらけで、プチパニックに陥った。そんな中で、父の書斎をひっくり返して探し物をしていたところ、面白いものの数々が見つかった。若い頃の、映画スターよろしくポーズをキメキメにして格好付けてる写真(うぇ~、超ナルシスト)や、写真館で撮った絵画仕上げのドデカイ額装写真(有名人じゃないんだからさぁ、超勘違い)や、数冊の昔のアイドル、演歌歌手の写真集(・・・確かに好きだったけどねぇ)等々が、「絶対これ、隠してたよね」的な場所から出てきた。悲しみのど真ん中のはずが、思わず腹を抱えて涙が出るまで笑った。悲しくても人は笑える、お腹も空くし、眠たくもなる。少し時間はかかるかも知れないが、多くの人に支えられ、悲しみが思い出に変わるから人は立ち上がり強く生きていけるのだなと、しみじみと思った父の旅立ちであった。全ての方々にありがとう。

 教訓:逝去後、笑いのネタになるようなものは今からデリートしておこう

«  | ホーム |  »

プロフィール

安心いちばん

Author:安心いちばん

最新記事

カテゴリ

未分類 (75)

カレンダー

12 | 2019/01 | 02
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。